焦点はつなぎ予算案の下院採決か
掲載日:2025.11.12
本日のポイント
- 米・要人発言
- 米・つなぎ予算案下院採決
11日のNY市場では、今後新しく発表されることとなったADP雇用統計の週次速報値が22:15に発表された。10月25日までの4週間の雇用者数は週当たり-1万1250人と雇用の減少を示す結果となった。これを受けてドルが売られた。ドル円は週次雇用データ発表後、153.67円まで急落。その後154円ちょうど付近まで買い戻され、日足始値と同程度の水準でクローズ。ユーロドルは前述の指標発表後、1.605ドルまで上昇。その後、上げ幅を縮小して1.158ドルで閉場した。ゴールドは4,100ドルまで下落したが、4,130ドルまで反騰。高値圏で方向感を探る展開となっている。
本日の東京市場では、円売りドル買い優勢で推移した。米政府機関の再開が近づき、リスクオンが継続している様子。ただ、終盤では片山さつき財務相から円安への牽制発言があったことで円売りドル買いは一服した。ドル円は9時台から上昇し、午後には154.5円の抵抗帯を突破。154.80円の高値をつけた後、片山財務相の発言を受け154.6円台まで下落した。ユーロドルは軟調に推移し、1.157ドルまで下落。東京市場終盤ではやや買い戻され、1.1582ドルで閉場した。ゴールドは朝方に4,145ドルまで上昇し昨日の高値に並んだ後、4,100ドル付近まで下落。4,100ドル~4,145ドルのレンジの様相を呈している。
本日は、米国の要人発言が相次ぐ予定。23:20からNY連銀ウィリアムズ総裁、24:00からフィラデルフィア連銀ポールソン総裁、24:20からウォラーFRB理事、26:15からアトランタ連銀ボスティック総裁、26:30からミランFRB理事、翌6:00にボストン連銀コリンズ総裁となっている。ポールソン氏とボスティック氏以外の4名はFOMCでの投票権を持っており、特に注目が集まりやすい。FOMC以降の要人発言では、インフレ懸念を理由として年内利下げに慎重な内容が多くなっている。かねてより利下げに積極的なミラン氏はハト派スタンスを通すと予想されるが、他のメンバーが利下げに慎重な姿勢を示した場合、利下げ観測後退によるドル買いの材料となる可能性がある。また、翌6:00には米・つなぎ予算案の下院採決が行われる予定。投票の結果可決すれば米政府機関再開へ前進することとなるため、ドル買いが強まる可能性がある。