米9月PPIと9月小売売上高に注目
掲載日:2025.11.25
本日のポイント
- 米・9月生産者物価指数(PPI)
- 米・9月小売売上高
24日のNY市場では、ユーロがドルや円に対してやや値を下げた。目新しい材料がなく為替市場は小幅な値動き。米国の利下げ観測を巡っては、ウォラーFRB理事やサンフランシスコ連銀デイリー総裁のハト派スタンスもあり、利下げ観測が再び優勢となっているが、未だ交錯状態と言えるだろう。米国政府は10月雇用統計に続き10月CPIも発表せず、11月CPIは12月18日発表とした。12月FOMCまでに雇用統計、CPIのデータが揃わないことが確定した中、データが揃わないために利下げを見送るのか、データが確認できないまま労働市場の減速懸念を理由に利下げを支持するのかを見極めたい。昨日NY市場のドル円は一時157.18円まで上昇したが上値重く、156.71円まで反落している。ユーロドルは軟調に推移し1.1512ドルまで下落。1.152ドル台まで値を戻して閉場した。一方でゴールドでは4,100ドルの抵抗を上抜ける値動きがあった。堅調に推移し4,132ドルで閉場した。
本日の東京市場の為替相場は、前日のNY市場に続き小幅な値動き。日本の大規模な経済対策、日中対立、米国の利下げ観測など注目材料は多数あるものの、どれも相場を動意づける決定打はなく、3連休明けの市場での値動きは限られた。ドル円は一時156.55円まで下落するも156.85円まで反騰。156円台後半で上下する展開となった。ユーロドルは1.1512ドルまで下落し、前日NY市場の安値に並んだが反騰。1.15ドル台前半で一進一退の値動きを継続した。ゴールドは前週木曜につけた高値を上抜け、7営業日ぶりとなる4,155ドルまで上昇した。
本日の指標は、22:30に米・9月生産者物価指数(PPI)と米・9月小売売上高が発表される予定。どちらも米国政府機関閉鎖の影響で発表が延期されていたデータだ。PPIは国内生産者が販売する商品やサービスの価格を測定する指標である。PPIが上昇していれば、インフレの加速傾向を示す。今回の市場予想は前年比2.6%、前月比0.3%。前年比は前回と同水準、前月比は-0.1%から上昇しプラス圏になる見込み。予想より強い結果が示された場合、やや盛り返し気味の利下げ観測が再び後退し、ドル買いの材料となる可能性がある。また同時刻に発表される小売売上高は、米国の様々な規模の小売店の売上を月毎に測定する指標だ。個人消費がGDPの約2/3を占める米国では、その動向を確認できる同指標は大変注目されやすい。市場予想は前月比0.4%で、前回の0.6%から伸び幅を縮小するも4ヵ月連続でのプラス圏となる見込み。市場予想よりも強い結果は米ドル買い、弱い結果は米ドル売りの材料と判断される可能性があるため注目したい。