米指標と12月利下げ観測の動向に注目したい
掲載日:2025.11.26
本日のポイント
- 米・前週分新規失業保険申請件数
- 米・9月耐久財受注
25日のNY市場では、米指標の弱い結果を受けて12月FOMCでの利下げ観測が強まり、ドル売り優勢となった。9月小売売上高は前月比0.2%と、市場予想の0.4%を下回った。PPIは前年比で予想を上回ったものの、コア指数は前月比・前年比ともに予想より弱い結果。また、11月消費者信頼感指数も予想93.4に対して結果は88.7だった。ドル円は155.8円まで下落後、156円まで戻して閉場。ユーロドルは1.1585ドルまで上昇後、1.1566ドルまで反落した。ゴールドは4,159ドルまで上値を伸ばしたが上値重く4,130ドル台まで押された。
本日の東京市場では、午前中に日銀の早期利上げへの思惑に関する報道が伝わり円買いが強まったが、円買いが一服した午後は円が反落した。ドル円は156.37円まで上昇した後、報道により一時155.65円まで反落して前日の安値を下回った。しかし、155円台では買いが入りやすい状況は前日と変わっておらず、156.19円まで反騰している。ユーロドルは開場直後から堅調に推移し、1.1595ドルまで上昇した。ゴールドは4,169ドルまで伸ばしたが、上値重く停滞。同水準から反落すれば、10月21日を起点とした三角保ち合いが意識される値動きになる可能性がある。
本日の指標は、22:30に米・前週分新規失業保険申請件数が予定されている。同指標は、米労働省が米国内の失業者が失業保険を初めて申請した件数を集計した指標である。今回の市場予想は22.5万件で、前回の22.0万件から増加する見込み。同指標は政府機関閉鎖の影響で発表が延期されていたが、延期されていたデータが先週発表された。10月18日終了週の結果は23.2万件と前週から増加し、予想の22.3万件を超える弱い結果だったが、11月終了週のデータでは22.0万件と落ち着いた結果となった。FOMCまで雇用統計が発表されないなど、データ不足の環境において、労働市場の把握の参考となる最新のデータとして注目されると考えられる。結果が予想を上回ると米ドル売り、結果が予想を下回ると米ドル買いの材料と判断されやすいため注意したい。また、同時刻には米・9月耐久財受注も発表される。耐久財の新規受注総数の増減を測定した指標だ。今回の市場予想は0.5%で前回の2.9%から伸び幅が減少する見込み。予想を超える結果となれば製造業者が活況であることを示し、ドル買いの材料と判断される可能性があるため注目したい。