ADP雇用統計の結果に注目
掲載日:2025.12.03
本日のポイント
- 米・11月ADP雇用統計
- 米・11月ISM非製造業景況指数
2日のNY市場は、ホワイトハウス国家経済会議のハセット委員長を次期FRB議長に指名する可能性を示唆したことで終盤はドルが売られた。この日、トランプ氏は次期FRB議長の人選を来年初めに発表するとの見通しを表明。その後ホワイトハウスでの会合で、ハセット氏を「FRB議長候補が出席している」と紹介したことがハセット氏が次期FRB議長だとの予測を生んだ。ドル円はNY市場前半は156円で上値を抑えられ続けた後、155.75円まで反落した。ユーロドルは序盤は下落優勢で1.1592ドルの安値をつけたが、前述の一連のニュースを受け1.1625ドルまで反騰した。
本日の東京市場では、ドル売り優勢で推移した。ドル円は155.6円台~155.7円台の揉み合いをこなしながら155.52円まで下落した。日銀の12月会合での利上げとFRBの12月会合での利下げを織り込んだことで変動がやや落ち着いた様子。ユーロドルは前日NY市場後半の流れを継ぎ堅調に推移。1.1647ドルまで上昇し、1日につけた高値に迫っている。
本日の指標は、22:15に米・11月ADP雇用統計の発表が予定されている。同指標は、月ごとに民間の非農業部門雇用者数の増減を公表する経済指標で、全米約40万の顧客の給与計算データから算出される。通常は政府発表の雇用統計の先行指標として扱われる。しかし、政府発表の雇用統計(11月分)は12月下旬に延期されることとなったため、FOMCに向けて最後の労働市場データを得られる機会として平常時より注目される可能性がある。市場予想は1.0万人で、前回の4.2万人から伸び幅が減少する見込み。市場予想を下回った場合、現在9割弱まで織り込まれている12月利下げをさらに裏付ける材料と判断され、ドル売りが強まる可能性が高い。また、本日は24:00に米・11月ISM非製造業景況指数も発表される。同指標は米国内の企業の購買担当者にアンケート調査を行ったもので、非製造業における景況感を示す指標である。50を下回ると景気後退、上回れば景気拡大を示す。市場予想は52.1。前回の52.4は下回るものの、6ヵ月連続となる50以上の水準をキープする見込み。市場予想より結果が高い場合はドル買い、低ければドル売りの材料となる可能性があるため注意したい。