円が底堅く推移
掲載日:2025.12.05
本日のポイント
- 米・9月PCEデフレーター
- 米・12月ミシガン大学消費者信頼感指数【速報値】
4日のNY市場では、開場前まで進行していたドル売り円買いに対してドルの買戻しの動きが強まった。22:30の前週分新規失業保険申請件数が予想を下回る強い結果だったこともドル買いを呼ぶ要因となった。ドル円は指標結果を受けて一時155円まで上昇。その後一旦下落するも、再上昇して155.1円で閉場した。ユーロドルは前日に抵抗として機能した1.1668ドル付近の水準を挟んだ揉み合い後、1.1641ドルまで下落した。
本日の東京市場は、ドル売り円買いとなった。12月会合での日銀の利上げとFRBの利下げを意識した値動きか。ドル円は朝方から155円前半での上値の重い展開で、午後になると154.45円まで下落し前日安値の水準に並んだ。ユーロドルは、朝方から上昇。1.165ドル台で一時押し目を作る場面もあったが堅調に推移した。海外勢の売買で前々日から抵抗となっている1.1668ドル付近の水準を抜けられるか注目したい。
本日の指標は、24:00に米・9月PCEデフレーターが発表される。同指標は、消費のために消費者が購入した財とサービスの価格変動を測定したもの。食品とエネルギーを除くコアPCEデフレーターも同時に発表される。米国における購買動向やインフレを測定する重要な指標であり、FRBが金融政策を決定する上で重視していることで知られている。今回発表される9月分は米国政府機関閉鎖の影響で発表が延期されていたもの。市場予想はPCEデフレーター、コアPCEデフレーターともに前年比+2.8%。PCEデフレーターは前回の+2.7%からやや伸びが加速するが、コア値は前回の+2.9%から減少する見込み。結果が予想を上回ればドル買い、下回ればドル売りの材料となる可能性がある。また、同時刻24:00には米・12月ミシガン大学消費者信頼感指数の速報値も発表される。市場予想は52.0で、前月確報値の51.0から上昇する見込み。結果が予想通りだった場合でも、期待インフレ率が上昇していた場合は、利下げ期待の後退によるドル買いが強まる可能性もあるため注意したい。