FOMC後の声明や会見でタカ派的内容がみられるか注目
掲載日:2025.12.10
本日のポイント
- 米・政策金利
- 米・パウエルFRB議長の記者会見
9日は、欧州市場からドルが買われる流れが続いていた中、NY市場で10月JOLTS求人件数の予想を超える結果を受けてドル買いが加速した。ドル円はJOLTS求人件数発表後、156.9円台まで上昇。その後は、FOMCを睨んだ様子見ムードからか、大きい動きはなく、157円を目前に横ばいとなっている。ユーロドルは同指標発表後1.1615ドルまで下落。後半は1.162ドル台で方向感なく推移した。
本日の東京市場では、開場から円が緩やかに買われる展開が続いた。前週末から前日NY市場まで円売りの流れが続いたが、本日のNY時間でFOMCの結果が発表されることからか、同方向への動きが抑えられている。ドル円は、午前中は下落を続け156.56円の安値をつけた後、156.7円台まで値を戻した。ユーロドルは午前中は1.162ドル台でほぼ動きがなく、推移するも、午後になると緩やかに上昇。東京市場終了の15:30時点では1.1631ドルとなっている。ゴールドは、前日NY市場から4,210ドルを挟んだもみ合いが続いている。
本日の指標は、28:00にFOMC後の政策金利発表がある。今回は市場では25bpの利下げが確実視されており、ほぼ織り込み済みである。そのため、利下げが発表された場合でも大きなドル売り材料にならない可能性が高いとみられる。しかし、前回会合の時点では年内の金利据え置きが優勢だった状況から、11月以降の経済指標の弱さを受けて急速に利下げ観測が高まったことで、FOMCメンバーの中では意見が割れている可能性もある。そのため、金利と同時に発表される声明やFOMCメンバーによる経済見通し、そして28:30から予定されているパウエルFRB議長の会見の内容に注目したい。また、市場ではタカ派的利下げとなることが予想されているため、今後の利下げに消極的な姿勢が示唆される可能性もある。その場合、政策金利は利下げされたにも関わらずドル買いが強まる状況になる可能性もある。
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