米国の要人発言に注目
掲載日:2025.12.12
本日のポイント
- 米・フィラデルフィア連銀ポールソン総裁の発言
- 米・クリーブランド連銀ハマック総裁
11日のNY市場では、22:30に発表された前週分新規失業保険申請件数が予想を上回る弱い結果だったことも影響して、前半はドル売り優勢となった。後半は、円売りとドルの買い戻しが活発となった。ドル円は東京市場でつけた155.48円の安値を、新規失業保険申請件数の発表後にともなった下落で下抜けると、154.94円まで下落。ただ、今週安値に近い同水準では買い支えられ、155.5円台まで値を戻した。欧州市場前半から上昇傾向だったユーロドルは、NY市場に入ると前述の米国指標の影響もあり上昇が加速。10月1日以来となる1.176ドルの高値をつけた。その後、買いが一服し、1.173ドルでNY市場の取引を終えた。ユーロ円は、NY市場前半のユーロ買いと後半にやや強まった円売りの影響で、182.74円まで史上最高値を更新している。
本日の東京市場での主要通貨ペアは、方向感に欠ける小幅な値動きとなっている。来週に控える日銀の政策金利発表を睨んだ様子見ムードか。ドル円は序盤で買いが強まる場面も一時あったが、上値重く、午後にかけては155.7円を挟んで売買が交錯し、値動きが停滞した。ユーロドルは、東京市場全体を通して1.173ドル台での小幅な揉み合いとなった。ユーロ円は、ドル円と同じく午前中に一時買いが強まる場面があり、182.84円まで高値を切り上げたが、上値重く182.7円台での揉み合いとなった。
本日は、注目度の高い指標の発表は予定されておらず、要人発言が主な材料となる可能性がある。22:00からフィラデルフィア連銀ポールソン総裁、22:30からクリーブランド連銀ハマック総裁、24:35からシカゴ連銀グールズビー総裁の発言が予定されている。本日発言予定の3名の中で、唯一今年のFOMCでの投票権を有しているグールズビー氏は、今週のFOMCで据え置きに投票しており、タカ派のメンバーとして意見に注目したい。ただ、さらに今後に注目したいのは、ポールソン氏とハマック氏だ。両名とも来年のFOMCでの投票権を有しているため、今後の経済政策に向けた意向が示唆されるか注目しておきたい。