やや円の買戻しが発生するも為替は全体的に小幅な値動き
掲載日:2025.12.22
本日のポイント
- 米・9月シカゴ連銀全米活動指数
- 米・2年債入札
19日のNY市場は、日銀の一連の発表による円売りが一服した状態で開場した。一時的な円の買戻しが発生した場面もあったが、23:00台には再び円の下げ幅が拡大した。24:00に発表された米・12月ミシガン大学消費者信頼感指数の確報値は、市場では速報値からの上方修正が予想されていた中、下方修正される結果となった。しかし、この指標による市場への影響はほとんど見られなかった。ドル円はNY市場序盤で156.93円まで下押す場面もあったが、12月10日に抵抗線として機能していたこの水準では買いが強く、すぐに値を戻した。その後は円売りが再燃し、157.76円まで上値を伸ばした。円売り主導だったこの日の市場ではユーロドルは方向感を欠く値動きに終始。一時1.1737ドルまで上昇する場面もあったが、その後1.1709ドルまで反落。以降は1.171ドル~1.172ドル台で売買が交錯した。ゴールドはNY市場に入ると買いが強まり、4,356ドルまで上昇。買い一服後、4,336ドルまで値を下げたところで前週の取引を終えた。
本日の東京市場では、前週の日銀利上げ発表後に発生した円売りに対して円の買戻しの動きがみられた。ドル円は早朝は底堅く推移していたものの、東京市場オープン後に下落が強まり157.23円まで下落。売りが一服した後は、157.3円台での小幅な値動きで推移した。ユーロドルは1.171ドル台での小幅な値動き。ゴールドは4,300ドル台での揉み合いを上離れした。東京市場オープン前から東京市場クローズまで買いが継続。15:30時点で4,409ドルまで上値を伸ばしている。各国の政策金利発表などの重要イベントを消化し、クリスマスや年末を控えて手控えも意識されるため、今後は閑散相場となっていく可能性も想定しつつマーケットの動きを観察したい。
本日は注目度の高い重要指標は予定されていないが、22:30に米・9月シカゴ連銀全米活動指数が予定されている。同指標は、経済活動全体と相関するインフレ圧力を測定するための月間指標であり、平均値が0、標準偏差が1になるように作成されている。現在は4月分から5ヵ月連続で0を下回っている。今回の市場予想は-0.17で、マイナス圏での推移が継続する見込み。市場への影響は出にくい指標ではあるが、材料不足の中、同指標の結果が予想を大きく下回ればドル売り材料となる可能性もある。また、27:00には米・2年債の入札が予定されている。本日の2年債を皮切りに今週は中期国債の入札が続くため、債券市場の動向も確認しておきたい。本日の入札が低調な結果となった場合、米国債の利回りが上昇することにより、ドル買いがさらに強まる材料となる可能性がある。