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ドル円は上値重く推移

MARKET REPORT

マーケットレポート

ドル円は上値重く推移

ドル円は上値重く推移

掲載日:2026.01.06

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本日のポイント

  1. 1 独・12月消費者物価指数【速報値】
  2. 2 米・12月非製造業PMI【改定値】

5日のNY市場ではドルが売られた。NY市場オープン前後にかけてドルが買い戻される展開となっていたが、NY市場が開くとすぐに下落に反転。その後、24:00に発表された米・12月ISM製造業景況指数の弱い結果を受けてドル売りが加速した。ISM製造業景況指数は前回の48.2から48.3への微増が予想されていたが、結果は47.9と、予想に反して減少した。2024年11月以来となる弱い結果がドル売りを強めた。ドル円は22:30頃に一時156.98円まで上昇したが、156.7円台まで反落。その後、ISM製造業景況指数の結果を受けて156.11円まで下げ幅を拡大した。ユーロドルはNY市場オープンまで軟調に推移し1.166ドルまで下落していたが、NY市場に入り1.1682ドルまで買い戻された。ISM製造業景況指数の発表後に上昇を強め、朝方の水準を超える1.1728ドルまで買われた。日足が下ヒゲの長い陽線となったことで底堅さが意識される展開となるか注目したい。ゴールドは4,455ドルまで上昇した後、高値に張り付いたままクローズを迎えた。

本日の東京市場では、早朝から仲値前までにかけては前日NY市場でのドル売りに対するドルの買戻しが見られた。しかし、上値は重く、ドル買いが一巡すると次第に売りが強まった。ドル円は早朝から上昇し一時156.79円の高値を付けたが、買いが一服すると午前中のうちに朝方の水準まで反落。午後は156円台前半での売買が交錯した。ユーロドルは序盤に1.171ドルまで下落する場面もあったが、その後反騰して1.1738ドルまで買われた。ゴールドは4,474ドルまで上値を伸ばした。小幅な値動きながらも底堅さを見せている。

本日の指標は、22:00にドイツ・12月消費者物価指数の速報値が発表される予定だ。同指標は、ドイツ国内の消費者が購入する商品とサービスの価格変動を測定したもの。ドイツにおける購買傾向の変動およびインフレを測定する重要な手段であり、ドイツの経済規模はユーロ圏内最大でもあるため、ECBの金融政策の判断に影響を与えやすい。今回の市場予想は前年比+2.1%。前回の+2.3%からは伸び幅を縮小するものの、目標値である2.0%付近での安定した推移となる見込み。結果が市場予想を上回ればユーロ買い、下回ればユーロ売りの材料と判断される可能性があるため注意したい。また、本日は23:45に米・12月非製造業PMIの改定値が発表される。米国の非製造業購買担当者を対象に景況感のアンケート調査を実施した指標だ。結果が指数で示され、指数が景況感の分かれ目となる50を上回ると景気拡大、指数が50を下回ると景気後退と判断される。市場予想は、速報値通りの52.9。改定値であるため市場の注目度はやや低いが、速報値からの乖離が大きくなればドルの売買に影響する可能性がある。

加藤健一

著者:加藤健一

著者:加藤健一

大手証券会社でリサーチ業務に10年以上従事した後独立し、現在はFX・暗号資産・株式市場を専門とするマーケットストラテジストとして活動。為替・株価・仮想通貨の値動きに影響を与える経済指標、中央銀行の政策、地政学リスク、投資家心理といった要素を多角的に読み解き、タイムリーな市況レポートを発信している。