米国雇用統計に向け様子見ムードか
掲載日:2026.01.08
本日のポイント
- 米・前週分新規失業保険申請件数
- 米・ミランFRB理事の発言
7日のNY市場は、米国の経済指標の結果を受けた値動きとなった。22:15に発表された12月ADP雇用統計が予想を下回ったことを受け、ドルが売られた。しかし、24:00の12月ISM非製造業景況指数は強い結果となり、発表後ドル買いが強まった。ISM非製造業景況指数は前月の52.6からの低下が見込まれていたが、結果は54.4と前回を上回った。ドル円はADP雇用統計発表後に156.37円まで下落するも、ISM非製造業景況指数の結果を受けて156.8円まで反騰。NY市場後半では小幅に下押しする場面もあったが、再度上昇して156.75円でクローズとなった。ユーロドルは米国の指標結果を受けた上下はあったものの、1.168〜1.169ドル台での小幅な値動きとなった。ゴールドはISM非製造業景況指数の発表後、一時4,423ドルまで下落したもののすぐに反騰。4,450ドルでの値動きに戻した。
本日の東京市場での為替相場は方向感に欠けた。明日に発表を控えている米国雇用統計に向けた様子見ムードか。ドル円は午前中に156.95円まで上昇したが、午後になると反落。156.5円と朝方の水準まで下落し東京市場閉場となった。ユーロドルは1.1672〜1.1682ドルと小幅なレンジでの推移となった。主要通貨の方向感が上下はっきりしない中、ゴールドは東京市場を通して軟調に推移し4,415ドルまで下落した。
本日は22:30に発表される米・前週分新規失業保険申請件数に注目。同指標は、米国内の失業者が失業保険を初めて申請した件数を米労働省雇用統計局が集計したもの。今回の市場予想は21.2万件で、前回の19.9万件から増加する見込み。現在は雇用統計への注目から方向感の出にくい相場環境だが、失業保険申請件数が市場予想と乖離していた場合、雇用統計への警戒感が強まりドルの売買に方向感が出る可能性がある。また、24:00に予定されてるミランFRB理事の発言にも注目したい。同氏は昨年9月の就任以来、積極的な利下げの必要性を訴え続けている。今月6日のインタビューでも「今年は1%を大きく超える利下げが正当化される」と発言。今月で任期を終えるため1月のFOMCが最後の会合となるが、これまで通り積極利下げを支持する姿勢を貫くか注目したい。