政治的材料による値動きに注目
掲載日:2026.01.20
本日のポイント
- 独・1月ZEW景況感調査
- 政治関連のニュースに注意
19日のNY市場はキング牧師記念日で休場。同時間帯での取引では方向感を欠く値動きとなった。ドル円は序盤に157.86円まで下落した後158.13円まで反騰。ロンドン市場の仲値確定後は158.1円付近での小幅な値動きで推移した。ユーロドルは1.647ドルまで上昇したが、その後は同水準付近での方向感を欠く値動きとなった。ゴールドは4,670付近を中心とした揉み合いが続いた。
本日の東京市場ではドル売りが進んだ。米国によるグリーンランドの領有問題を受け、欧米間の対立激化への警戒感から、リスクを回避する動きが続いている。ただ、ドル売り圧力が強まる中でも円買いは進んでいない。グリーンランド問題によるドル売りと、日本の解散総選挙に伴う財政拡張への懸念からくる円売りを背景に、ユーロやゴールドが上値を伸ばしている。ドル円は午前中に157.85円まで下落したが、前週金曜日安値付近の同水準で下げ止まり反騰。15:30時点で158.45円まで上昇している。ユーロドルは開場直後に1.1632ドルまで押す場面もあったが、その後は堅調に推移し1.1672ドルまで上値を伸ばしている。ゴールドは4,700ドル付近のレンジを上離れし、4,716ドルまで高値を更新している。
本日は、19:00にドイツの1月ZEW景況感調査が発表される。同指標はドイツの今後6ヶ月の景況感に対する期待値を表すもので、指数が0を上回れば景気に楽観的な見方、0を下回れば悲観的な見方を示す。今回の市場予想は+50.0で、前月の+45.8を上回り2ヶ月連続での上昇となる見込み。市場予想を上回るとユーロ買いが加速する可能性がある。特に、前年7月分の52.7を上回った場合、2022年以来の高値となりドイツの経済低迷からの脱却が強く意識される可能性がある。本日は他に目立った指標は予定されていないが、市場の関心は前週末から為替の重石となっているグリーンランド問題を巡る米欧対立の行方に集まっている。ドルの下押し圧力がどこまで続くのか、事態に新たな進展がないか注視したい。トランプ大統領の発言は、SNSなどを利用して不規則に行われる可能性もあるため注意が必要である。