トランプ大統領の発言内容に注目
掲載日:2026.01.21
本日のポイント
- 米・トランプ大統領の発言
- 米・12月住宅販売保留指数
20日のNY市場は円売りが続いた。食料品の消費税を2年間0%にするという高市首相の公約が円売り材料となったか。ドル円はNY市場開場までに一時157.47円まで下落していたが、NY市場では158.29円まで反騰した。一方で、ユーロドルは1.17ドル台前半で揉み合いとなった。夕方以降はグリーンランド問題に関する新しい報道がなく材料難となったことや、スイスで開催中のダボス会議で予定されているトランプ大統領の発言機会待ちの姿勢が要因か。4,730ドル付近で停滞していたゴールドはNY市場に入ると買いがやや強まり、4,766ドルまで上値を伸ばした。
本日の東京市場での為替市場は方向感なく推移した。新規材料に欠ける中、本日予定されているトランプ大統領の発言を警戒した様子見の色合いが強い展開となった。グリーンランド問題を懸念してドルの買戻しは進まず、日本の財政懸念による円売り圧力も根強いままである。ドル円は午前中に158円を割り込んだが、午後には切り返し、158円台前半での揉み合いとなっている。ユーロドルは1.1734ドルまで上昇した後、1.1711ドルまで反落。しかしこの水準では支えられ、再び上昇を試している。ゴールドは本日も大きく上昇し、4,888ドルまで上値を伸ばしている。日本の財政懸念や欧米のグリーンランド問題を巡る対立によるリスクオン相場の中、ゴールドが続伸している。
本日はダボス会議でのトランプ大統領の発言に注目したい。トランプ大統領が世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)に現地参加するのは6年ぶり(昨年はオンラインで参加)。日本時間22:30から行われる演説では、「話す内容は何よりも、この1年間で我々が成し遂げた途方もない成功についてだ」と自国の優位性をアピールするとのこと。しかし、市場参加者の焦点はグリーンランド問題であろう。強硬姿勢を貫くのか、あるいは、ある程度の圧力のあとは妥協を引き出す「TACO取引」となるのか、本日の発言次第ではドルの取引に大きな影響を及ぼす可能性が高い。また、24:00に発表される米・12月住宅販売保留指数にも注目したい。本日は他に目立った指標は予定されていないため、トランプ大統領の発言で材料が得られなければ市場の注目度が上がる可能性もある。今回の市場予想は0.0%。前回は3.3%だったが今回は増減が無くなる見込み。結果が市場予想を上回ればドル買い、下回ればドル売りの材料と判断される可能性がある。