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ドル円は158円台で停滞

MARKET REPORT

マーケットレポート

ドル円は158円台で停滞

ドル円は158円台で停滞

掲載日:2026.04.16

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本日のポイント

  1. 1 米・先週分新規失業保険申請件数
  2. 2 米・要人発言

15日のNY市場では、序盤はドル売りが先行したものの、その後は方向感に乏しく、横ばいで推移した。米国とイランの和平交渉再開の可能性を見極める中で、相場全体は小動きにとどまった。こうした中、ドル円は一時158.76円台後半まで下押しした後、反騰して159.0円付近で引けた。一方、ユーロドルは序盤に1.1808ドルまで上昇したあと、後半は同水準で横ばいとなった。

本日の東京市場では、前半はドル売り、後半はドル買いとなった。中東情勢を巡るニュース待ちで、全体としては様子見ムードが強かったが、正午前に片山さつき財務相や三村財務官の発言が伝わると、ドル円は下方向への動きが強まった。その後は、下げたところで押し目買いが入ったことに加え、日銀の早期利上げ観測が後退していることも意識され、午後は円売り・ドル買いとなった。こうした中、ドル円は朝方から158円後半で方向感なく推移していたが、昼前から売りが強まり、一時158.27円まで下落した。ただ、その後は下げ渋って持ち直し、158.8円台へ値を戻した。ユーロドルは一時1.1823ドルまで上昇したが、その後は下落し、15:30時点で1.1795ドルの安値をつけている。

本日のポイントは、21:30の米・先週分新規失業保険申請件数と、米国の要人発言だ。前回は21.9万件と前の週の20.3万件から増加したものの、水準自体はなお低く、労働市場の底堅さを示す内容だった。今回は市場予想が21.5万件となっており、前回からやや低下が見込まれている。結果が予想を下回れば雇用の底堅さが改めて意識されてドルを支える可能性がある一方、予想を上回れば景気減速懸念を通じてドル売り材料となる余地がある。また、本日は21:35にNY連銀ウィリアムズ総裁、23:35にミランFRB理事の発言が予定されている。ウィリアムズ総裁の発言は失業保険申請件数の公表直後でもあり、労働市場や金融政策見通しに関する言及があれば、ドル相場が反応しやすい。ミラン理事は直近3月26日にFRBのバランスシートをテーマに講演しており、今回はワシントン・エコノミック・フェスティバルでの討論形式の発言が予定されている。足元では中東情勢やエネルギー価格の影響も意識されているだけに、利下げ時期やインフレ認識に関するスタンスの変化が出るかを確認しておきたい。

加藤健一

著者:加藤健一

著者:加藤健一

大手証券会社でリサーチ業務に10年以上従事した後独立し、現在はFX・暗号資産・株式市場を専門とするマーケットストラテジストとして活動。為替・株価・仮想通貨の値動きに影響を与える経済指標、中央銀行の政策、地政学リスク、投資家心理といった要素を多角的に読み解き、タイムリーな市況レポートを発信している。