方向感出にくい相場環境つづく
掲載日:2026.05.27
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本日のポイント
- 米・ダラス連銀ローガン総裁の発言
- 米・クックFRB理事の発言
26日のNY市場では、ドル買いが優勢となった。米国がイラン南部で自衛目的の攻撃を実施したことで、戦闘停止に向けた合意への期待が後退し、有事のドル買いが再燃したことが背景にある。こうした中、円は軟調となり、ドル円は159.37円まで上昇。ユーロドルも一時1.1617ドルまで下落し、ドルは円やユーロに対してやや買われる展開となった。
本日の東京市場では、ドル買いがやや優勢となった。米国とイランの合意期待はいったん後退し、中東情勢の先行き不透明感が意識されたことで、アジア時間でもドルが下げ渋る展開となった。一方で、米・イラン情勢の続報を見極めたいムードも強く、積極的に一方向へ傾ける動きは限られた。こうした中、ドル円は159円前半で底堅く推移。一方、ユーロドルは1.16ドル台前半で小幅に上昇している。相場全体ではややドル買い寄りながらも、方向感は出にくい地合いだった。
本日のポイントは、ダラス連銀ローガン総裁とクックFRB理事の発言だ。ローガン総裁は直近で、FRBの次の政策変更は利下げだけでなく利上げの可能性もあるとの見方を示しており、インフレへの警戒姿勢が強い。4月FOMCでも、利下げ方向を示唆する表現に反対していたため、今回も物価や政策金利の見通しに関する発言が出れば、米金利やドル相場が反応しやすい。また、クックFRB理事は、AIと経済、金融システムをテーマに発言する予定だ。金融政策そのものが主題ではないものの、クック理事は過去にもAIが労働市場や生産性、インフレに与える影響に言及している。足元ではFRBの利下げ時期やインフレ見通しが注目されているため、質疑などで景気・雇用・物価に関する発言が出れば、ドル相場の材料となる可能性がある。