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ドル買い基調続く、今夜は米GDP改定値と新規失業保険申請件数に注目

ドル買い基調続く、今夜は米GDP改定値と新規失業保険申請件数に注目

ドル買い基調続く、今夜は米GDP改定値と新規失業保険申請件数に注目

掲載日:2026.05.28

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本日のポイント

  1. 1 米・前週分新規失業保険申請件数
  2. 2 米・第1四半期GDP【改定値】

27日のNY市場では、後半にかけてドル買いが優勢となった。序盤はややドル売りが先行したものの、その後は米金利の上昇に加え、中東情勢を巡る先行き不透明感が改めて意識され、ドル買いが強まった。後半はその流れが続いたが、終盤にかけては買いも一巡した。こうした中、ドル円は序盤に159.25円まで下落した後、米金利の上昇を背景に159.50円付近まで反発。後半には中東情勢への警戒感から159.57円まで上値を伸ばし、終盤は159.52円前後で推移した。一方、ユーロドルは序盤に1.1661ドルまで上昇する場面があったが、その後はドル買い地合いが重しとなり1.1623ドルまで反落し、終盤は1.1626ドル前後で推移した。

本日の東京市場では、主要通貨は方向感に欠ける展開となった。前日のNY市場でドル買いが優勢となった流れを受け、朝方はドルが底堅く推移したものの、中東情勢を巡る追加材料に乏しく、積極的に一方向へ傾ける動きは限られた。加えて、160円接近時の介入警戒感も意識されてか、ドル円は上値を追いにくい地合いだった。こうした中、ドル円は159円台半ばを中心に推移し、ユーロドルも大きな方向感は出にくかった。全体としては、ドルの底堅さは残りつつも、東京市場では様子見ムードの強い展開となった。

本日のポイントは、21:30の米・前週分新規失業保険申請件数と、同じく21:30の米・第1四半期GDP改定値だ。新規失業保険申請件数は、米労働市場の強弱を早い段階で確認しやすい週次指標だ。前回は20.9万件で、今回の市場予想は21.4万件となっており、小幅な増加が見込まれている。結果が予想を下回れば雇用環境の底堅さが意識されてドルを支える可能性がある一方、予想を上回れば雇用鈍化への警戒からドル売り材料となる余地がある。GDPは米景気全体の強さを確認する重要指標で、速報値は前期比年率+2.0%だった。今回の市場予想は+2.1%で、速報値から小幅に上方修正される見込みとなっている。予想通り、または予想を上回る結果となれば米景気の底堅さが意識されてドル買い材料となる可能性がある一方、下方修正となれば景気減速懸念を通じてドル売りにつながりやすい。新規失業保険申請件数と同時刻の発表となるため、雇用と景気の両面から米経済の強さを確認する展開となりそうだ。

加藤健一

著者:加藤健一

著者:加藤健一

大手証券会社でリサーチ業務に10年以上従事した後独立し、現在はFX・暗号資産・株式市場を専門とするマーケットストラテジストとして活動。為替・株価・仮想通貨の値動きに影響を与える経済指標、中央銀行の政策、地政学リスク、投資家心理といった要素を多角的に読み解き、タイムリーな市況レポートを発信している。