原油高と米金利が支え、ドル円は162円台半ばで推移
掲載日:2026.07.21
本日のポイント
- 米・イラン情勢を巡る原油価格と米金利の動向
- FOMCを控えた米金融政策観測
20日のNY市場では、ドル買いが優勢となった。米6月景気先行指数は市場予想を下回ったものの、米・イラン情勢の緊迫化が意識され、原油高や米長期金利の上昇を通じてドル買いが強まった。引けにかけて原油価格や米金利の上昇はいったん一服したが、ドルの売り戻しは限られた。こうしたなか、ドル円は162.35円から162.59円まで上昇し、終盤も162円台半ばで底堅く推移した。一方、ユーロドルは1.1430ドルから1.1403ドルまで下落し、上値の重い展開となった。
本日の東京市場では、前日のドル買い地合いを引き継ぎ、ドル円は162円台半ばで底堅く推移した。米・イラン情勢への警戒や米金利の高止まりがドルの支えとなる一方、162円台半ばでは直近高値や為替介入への警戒感も意識され、上値を積極的に追う動きは限られた。こうしたなか、ドル円は朝方に162.43円まで軟化した後、午前には162.54円まで上昇した。その後は伸び悩み、午後にかけては162.50円付近を中心にもみ合った。ユーロドルは1.1409ドルから1.1418ドルの狭いレンジで推移していたが、午後に入ると買いがやや強まった。
本日のポイントは、米・イラン情勢を巡る原油価格と米金利の動向、FOMCを控えた米金融政策観測だ。米・イラン情勢を巡る原油価格と米金利の動向に注意したい。前日のNY市場では、地政学リスクや原油高を背景にドル買いが優勢となったため、原油価格や米長期金利の上昇が続くかが焦点となる。原油高が再び強まれば、インフレ再燃への警戒から米金利上昇を通じてドルの支えとなりやすい。一方、原油高が一服すれば、前日までのドル買いに調整が入りやすくなる。また、FOMCを控えた米金融政策観測にも注目したい。今週は米主要経済指標が少なく、相場の方向感を決める材料が限られやすい。そのため、足元では原油価格や米金利の動向、予定外のFRB高官発言を受けた政策金利見通しの変化が意識されやすい。米金利の上昇基調が続けばドル円の下支えとなりやすい一方、利上げ観測が後退すれば、ドル買いの勢いが一服する可能性がある。