ドル買い一服、ドル円は163円台半ばまで値を落とす
掲載日:2026.07.27
本日のポイント
- 米・6月耐久財受注
- 米・5年債入札
24日のNY市場では、ドルは底堅く推移した。米7月製造業PMI速報値は市場予想を下回ったものの、サービス業PMIが強く、米6月新築住宅販売件数も予想を上回ったことで、米景気の底堅さが意識された。一方、米10年債利回りの低下や、米・イラン協議再開への思惑を受けた原油価格の下落もあり、ドル買いの勢いは限られた。こうしたなか、ドル円は163.64円から163.88円のレンジで上下し、総じて163円台後半で底堅く推移した。ユーロドルは1.1401ドルから1.1365ドルまで下落し、上値の重い展開となった。週末を控えた持ち高調整もあり、全体としては大きな方向感に欠ける動きだった。
本日の東京市場では、前週末までのドル買いの流れが一服し、ドルは上値の重い展開となった。米景気の底堅さは引き続きドルの支えとなるものの、米長期金利の低下や原油価格の下落を受け、前週までのドル買いに調整が入りやすい地合いとなった。加えて、為替介入への警戒感も根強く、東京時間では積極的にドルを買い進める動きは限られた。こうしたなか、ドル円は先週末から水準を切り下げ、163円台半ばで上値の重い展開となった。一方、ユーロドルはドル売りを受けて下値の堅い展開となり、1.14ドル台に値を戻している。
本日のポイントは、21:30の米・6月耐久財受注と26:00の米5年債入札だ。米6月耐久財受注の市場予想は、総合で前月比+1.8%、輸送用機器を除くコアは同+0.8%が見込まれている。前月は総合が-4.5%と大きく落ち込んでいたため、今回の結果で製造業や設備投資関連の底堅さが確認されるかが焦点となる。予想を上回れば、米景気の底堅さが意識され、米金利上昇を通じてドルの支えとなりやすい。一方、弱い結果となれば、景気減速への警戒からドル買いの勢いが一服する可能性がある。また、米5年債入札にも注目したい。足元では、米景気の底堅さやFOMCを控えた米金融政策観測が意識されており、入札結果を受けた米金利の反応がドル円の方向感に影響しやすい。入札が低調となれば、米金利上昇を通じてドル買いが強まりやすい。一方、入札が堅調に通過すれば、金利上昇への警戒が和らぎ、ドル買いの勢いが一服する可能性がある。