ドル買い地合い継続、ドル円は高値圏でもみ合い
掲載日:2026.07.28
本日のポイント
- 米・7月リッチモンド連銀製造業指数
- 米・7月消費者信頼感指数(コンファレンスボード)
27日のNY市場では、ドル買いが優勢となった。米6月耐久財受注は前月比+0.3%と市場予想を下回ったものの、前月の落ち込みからは持ち直し、設備投資関連の指標は予想を上回った。加えて、米5年債入札が低調となり、米10年債利回りが上昇したこともドル買いを後押しした。一方、米軍によるイラン攻撃停止を受けて中東情勢への過度な警戒は後退し、原油価格が大きく下落したため、ドル買いの勢いは一方向には強まりにくかった。こうしたなか、ドル円はNY時間に163円台半ばから163円台後半へ上昇し、一時163.79円の高値を付けた。ただ、163.80円付近では上値が重く、その後は163円台後半でもみ合った。一方、ユーロドルはドル買いを受けてNY市場前半に軟調に推移し、1.137ドル台前半まで下落した。後半にかけては同水準でもみ合う展開となった。
本日の東京市場では、前日のNY市場で強まったドル買いの流れを受け、ドルは底堅さを残した。中東情勢の緊張緩和や原油価格の下落を背景に有事のドル買いは後退しやすい一方、FOMCを控えた様子見姿勢もあってか、東京時間では一方向に傾きにくい地合いだった。こうしたなか、ドル円は朝方に163円台後半まで上昇した後、やや伸び悩む展開となった。午後にかけても163円台後半を中心にもみ合い、方向感は限られた。一方、ユーロドルはドル買い圧力を受けて1.13ドル台後半で上値の重い展開となった。
本日のポイントは、23:00の米・7月リッチモンド連銀製造業指数と、同時刻の米・7月消費者信頼感指数だ。米7月リッチモンド連銀製造業指数の市場予想は+7で前回の+4から改善が見込まれている。米製造業の一部地域の景況感を示す指標であり、米景気の底堅さを確認する材料となる。予想を上回れば、製造業の持ち直しが意識され、ドルの支えとなりやすい。一方、弱い結果となれば、米景気への慎重な見方からドル買いの勢いが一服する可能性がある。また、米7月消費者信頼感指数にも注目したい。市場予想は92.4と、前回の91.2から小幅な改善が見込まれている。FOMCを控えるなか、個人消費の先行きを見極める材料として注目されやすい。予想を上回れば、米消費の底堅さが意識され、米金利上昇を通じてドル買いにつながりやすい。一方、弱い結果となれば、景気減速への警戒からドルの上値を抑える可能性がある。