昨日NY市場から主要通貨で横ばい続く
掲載日:2026.05.07
本日のポイント
- 米・新規失業保険申請件数
- 米・要人発言
6日のNY市場では、主要通貨は横ばいで推移した。米国とイランが戦闘停止に向けた協議で合意に至る可能性があるとの観測を背景に、序盤はドル売りが先行した。一方、米4月ADP雇用統計が前月から大幅に伸びたことがドルの下支え材料となり、ドルの下値も限られた。こうした中、ドル円は156円前半から半ばを中心とした推移となり、ユーロドルは1.17ドル台半ばでの小動きとなった。
本日の東京市場でも、主要通貨は横ばい圏で推移した。米国とイランの協議進展を巡る期待は残る一方、前日の急速なドル売り円買いの後だけに、追加材料を見極めたいとのムードが強く、下値を一方的に試す動きにはなりにくかった。こうした中、ドル円は156円台前半から半ばを中心に小動きとなり、ユーロドルも1.17ドル台半ばで方向感に欠ける推移となり、両者とも昨日NY市場と変わらない水準での横ばいとなった。
本日のポイントは、21:30の米・新規失業保険申請件数と、米金融当局者の発言だ。新規失業保険申請件数は、米労働市場の強弱を早い段階で確認しやすい週次指標だ。前回は18.9万件と前週の21.5万件から大きく減少し、1969年以来の低水準となった。市場予想の21.5万件も下回っており、労働市場の底堅さが改めて意識された。今回の市場予想は20.5万件で、前回からは増加する見込みとなっている。結果が予想を下回れば雇用環境の底堅さが意識されてドルを支える可能性がある一方、予想を上回れば雇用鈍化への警戒からドル売り材料となる余地がある。また、本日は26:00にミネアポリス連銀カシュカリ総裁、27:05にクリーブランド連銀ハマック総裁、28:30にNY連銀ウィリアムズ総裁の発言が予定されている。カシュカリ総裁は直近で、中東情勢に伴うインフレ不透明感により、FRBは明確な金利見通しを示しにくくなっているとの考えを示している。ハマック総裁も、インフレ上振れリスクがある中で利下げ方向を示唆するのは適切ではないとの見方を示しており、両者は足元でタカ派寄りの発言が目立つ。ウィリアムズ総裁はFOMCで常任投票権を持つため、景気・物価認識や政策スタンスに関する発言があれば、米金利やドル相場が反応する可能性がある。
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